足のむくみ予防、解消のポイント

 むくみの予防はむくみやすい生活を改善することですが、分かっていても気がつけば足がむくんでいることがあります。そこで、足のむくみ予防、解消法を毎日の生活の中で積極的に取り入れ、むくみを翌日に持ち越さないことが大切です。

 

 

自分に合ったむくみ予防、解消法を

 足のむくみ予防、解消法としては、まずは身体を冷やさず老廃物を溜め込まない習慣と、足の挙上(高くする)、着圧・弾性ストッキング、ソックスの使用のほか、適切な運動やマッサージなども効果的ですから、自身のむくみの原因や生活習慣に合わせて、自分に合った方法を行いましょう。
次から、むくみ予防、解消方法の具体例として解説します。

足のむくみ予防のポイント

 むくみはできるだけ「予防する」ことが大切です。予防をすることで、もしむくんでしまっても、その程度を和らげることができます。

 

身体を冷やさない

 むくみ予防として、「冷やさないこと」と「老廃物を溜め込まない」ことも大切です。まず「冷やさない」ということは、どなたでもお分かりかと思いますが、冷えは血流を悪くしますので、その結果、足に溜まった血液や水分が循環しにくくなりますので、結果的に足のむくみにつながります。

 

足元を冷やさない工夫を

 夏場のエアコンの冷風は、部屋の下部に溜まりますので、思った以上に足の冷えにつながります。仕事でディスクワークが多い女性などは、冷風が直接足に当たらないようにするなどの工夫することも、足のむくみを解消するためのポイントです。寒い冬は説明するまでもなく、足先から冷えてきますので、厚めの靴下やストール、ストッキングなどに工夫が必要となります。

 

利尿作用を高め老廃物を排出する

 「老廃物を溜め込まない」ことも大切です。一般的に水分の摂り過ぎがむくみの原因となりますが、逆に水分が不足してもむくみを起こします。ある程度身体を動かしたら十分な水分を取り、利尿作用を高めることで老廃物を排出できるような体質にしておかなければなりません。

 

適度な運動が重要!

 基本的なことですが、足のむくみ対策には適度な運動が重要です。特にふくらはぎの筋肉を強化することで、ふくらはぎの筋肉のポンプ機能が強化され、足に降りた血液を、心臓に戻してくれる働きをしますので、結果、足にたまる水分が減り、足のむくみが解消されます。そのために、爪先立ちを繰り返す運動や、軽いランニングも効果があります。

 

ウォーキングや足首運動でのむくみ予防

 またウォーキングや足首運動など足の筋肉を鍛えたり動かすことは良いことです。これはあくまでむくみ予防という意味で効果的です。但し一度むくんでしまった足をウォーキングや足首運動で解消することは難しいようです。それは重力の影響で一旦足にたまった血液を効率よく心臓へ戻すことは困難だからです。

 

水分、塩分は適度に

 むくみの主成分である「水分」「ナトリウム」をため込まないためにも、食生活における水分、塩分の過剰摂取をさけることがむくみ予防の大前提です。塩分の多い食事は、水分の過剰摂取にもつながりますから、特に間食でのスナック類やカップラーメンなどは控えましょう。

 

弾性ストッキングの使用

 弾性ストッキングは、圧力のあるストッキングで足を圧迫してむくみを予防します。あくまで「むくむ前に着用」が大前提です。むくんでからでは遅いので注意しましょう。
参考サイト→弾性ストッキングで足のむくみ予防

 

足のむくみ解消のポイント

 足にむくみが起きやすい主な原因は、立っているときは足が心臓よりもかなり下にあり、重力によって血液が足にたまりうっ血が起こりやすいからです。これは座っている時も同様で足が心臓よりも下にあることと、ほとんど足を動かすことがないため、ふくらはぎの筋ポンプ作用が働かないことで、血液を心臓へ戻す効率が下がりむくみが起こります。

 

足の挙上(高くする)

 足のむくみ予防、解消方法としては、できるだけ重力の影響を短くすることがポイントになります。具体的には、足を心臓よりも高くすることや、空中自転車こぎ運動などが効果があります。

 

足を心臓よりも高くする

 立ち仕事や、長時間のディスクワークの方は、1時間に1回は仰向けで足を高くして休むこと、そんな場所がないという場合は行儀は悪いですがディスクの上に足を乗せて休むことでむくみがかなり軽減されるはずです。それも難しいようでしたらイスに座るなどしてもう一つイスを用意し、その上にクッションなどを置き、足を水平よりも少し高くするだけでも効果があります。

 

空中自転車こぎ運動

 仕事中でも、休憩室などで横になれることが前提ですが、横になって足を上げ空中で自転車こぎの動作をすることもむくみ解消にとても効果があります。どうしても仕事中で出来ない場合、帰宅してからでも行ってみましょう。かなり足が軽くなることでしょう。

 

十分な休息を取る

 睡眠時など、人は横になると、足にたまった余分な水分が移動します。そして横になることで循環する血液量が増えます。すると腎臓への血液量も増え、余分な水分を尿として排出してくれますのでむくみが緩和されます。

 

 このように、むくみを解消するという観点からは、休息はとても重要です。病的なむくみの治療の場合も安静が基本となりますので、逆にいえば、不規則で、且つ睡眠、休息が足りない生活を送るとむくみを助長させてしまいます。

 

入浴後にマサージを行う

 入浴後の身体が温まった状態でのマッサージも効果があります。マッサージは足の指の方から心臓方向へ向かって行います。

 

 但し、マッサージの際はあまり強く押さえつけながら行うと、皮膚への摩擦で皮膚にダメージを与えますので、指が滑りやすくするために美容クリーム、オイルなどを使用しましょう。

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