病気が原因のむくみもある

 足のむくみの場合、すねを指で押すと戻らない、靴下の跡がなかなか消えない場合は、足がむくんでいる証拠ですね。ディスクワークなどで、長時間同じ姿勢をしていたり、立ち仕事の人は、夕方になると足がむくみますが、お風呂に入ってゆっくり温まったり、マッサージをしたりして、休息をとったりすることで、軽減されていきます。

 

 また、大量の飲酒の翌朝に顔がむくむ場合や、女性では生理前のむくみなど、一時的にむくみを感じるものの、早期に解消されるケースもあり、この場合は特に心配はありません。

 

 しかし、中には病気のシグナルのむくみもあり、顔や下半身、足のむくみが、長引きひどい場合や他にも症状がある場合は、腎臓や心臓、甲状腺の病気などが関連するかもしれませんので、病院での検査が必要になります。

 

病気とむくみ記事一覧

 むくみは、全身の各部位に現れている場合と、身体の一部にだけ現れる場合があります。むくみと病気の関係を見るときは、それが「全身の各部位」なのか、それとも「身体の一部」に現れているのかをまず見分けます。普段、慣れている「むくみ」が思わぬ病気につながっていることもありますので、注意が必要です。

 人間の心臓は、収縮して血液を拍出し、元に戻るときに、上流の心房を通った血液が心室の方に流れ、それに伴い肺動脈や大動脈から心臓に血液が戻るという仕組みになっています。ところが、様々な心疾患などの原因によって、心臓の収縮力が弱まり、結果的に身体のあちこちの臓器や組織に、必要な血液を送り出すことができなくなった状態を「心不全」といいます。実は、むくみと「心不全」は密接に関係しているケースが多くあります...

 むくみは身体の下の方、皮下脂肪の少ない箇所にできやすく、もっともむくみやすいのは足です。病気が関係して両足がむくむ場合、心臓、腎臓、肝臓、内分泌系の病気が疑われます。これらの病気が原因で現れるむくみを「全身性浮腫」と呼び、心臓が原因の場合「心性浮腫」、腎臓が原因の場合「腎性浮腫」、肝臓が原因の場合「肝性浮腫」といいます。心性浮腫 心臓の悪い方は、単純に重力の影響でむくむ箇所が現れます。通常は足が...

 長い時間立ったり、座ったりしている場合、病気でなくても足がむくみますが、この場合は左右の足が同じようにむくみます。また一般的には利き足の方が1cm位太いともいわれます。片方の足だけがむくんだり、両足がむくんだ時でも左右の足のむくみの程度の差が大きく違っているときは、何らかの病気である可能性が高くなります。片足だけがむくむ場合、その足に怪我をしていたり、炎症、かぶれ、アレルギーや、脳梗塞で片足が麻...

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